Title

日本行動計量学会 第16回春の合宿セミナー

事前申し込みは終了しましたが,当日参加も可能ですので直接お越しください.

日時・場所

2014年3月13日(木)~14日(金)
帝京大学八王子キャンパス

交通のご案内
●京王線・多摩モノレール 高幡不動駅
京王バス1番のりば「帝京大学構内」行き(約10分,170円)
バス時刻表

●京王線 聖蹟桜ヶ丘駅より
京王バス2番のりば「帝京大学構内」行き(約13分,200円)
バス時刻表

●京王相模原線 京王多摩センター駅・小田急多摩線 小田急多摩センター駅・多摩モノレール 多摩センター駅
京王バス4番のりば「帝京大学構内」行き(約14分,190円)
バス時刻表

●多摩モノレール 大塚・帝京大学駅より
徒歩約15分

※学内および近隣駐車場等が極めて少ないため,公共交通機関をご利用ください.


なお,セミナー会場は17号館になります.
学内地図をご覧になり,お越しください.
(キャンパス内,新棟建設工事のため,上記学内地図と一部異なるところがございます.)

コース

3月13日 午前(10時~12時30分)
1-1-1 【全体講演】欠測データ解析から統計的因果推論へ:近年の動向とガイドライン
星野崇宏先生(名古屋大学)

概要:
近年様々な研究分野で欠測値・欠損値についての扱いが厳格化しており,医学疫学はもちろん,心理学・社会学や経済学の応用論文の投稿時にも単純な解析を行うと再解析を求められることが多くなってきた. 本講演では,欠測データの統計的枠組みと解析の実際,医学系で確立し社会科学にも影響を与えるであろう種々のガイドラインなどについて説明する. 更に,欠測データの枠組みが因果効果推定や選択バイアスの除去など近年の統計学の様々な方法論の発展にいかに関連しているかについて説明する.

3月13日 午後(13時30分~17時)
1-2-1 Mplusによる構造方程式モデリング入門
清水裕士先生(広島大学)

概要:
Mplusとは,構造方程式モデリング(SEM)用のソフトウェアであり,カテゴリカルデータやマルチレベル分析などの応用的な分析も簡単に分析できる点が特徴である.本講義では,Mplusの基本的な使い方とSEMの実行方法までを実習形式で解説する.

※PCを使用した演習も行います.ノートPCを各自ご持参ください.OSはWindows推奨ですが,Macでも可能です.PC持参の方は,Mplusデモ版をインストールしておいてください.
http://www.statmodel.com/demo.shtml

1-2-2 R入門
橋本貴充先生(大学入試センター)

概要:(2014年2月26日更新)
本コースではRの初級者向けに,データの入力と簡単な分析(t検定,単回帰分析)の実習を行います.必要な前提知識は,パソコンの入力の際に半角と全角の区別がつくことと,t検定と回帰分析について聞いたことがあること(当日も少し説明しますので,聞いたことがある程度で十分です)です.多変量解析や分散分析は扱わないので,Rを使って高度な分析を行いたい人には物足りないと思います.当日は,ノートパソコンにRをインストールしてご持参ください.また,このコースを受講する方は,以下のサイトから,データファイルを事前にダウンロードしておいてください(3月4日公開).
ダウンロードサイト

3月13日 午後のコース終了後から懇親会を行います(参加無料)

3月14日(10時~12時,13時~16時30分)
2-1-1 Stanによる新しいマルコフ連鎖モンテカルロ法
岡田謙介先生(専修大学)

概要:
Stanはコロンビア大学のAndrew Gelmanらのグループが開発する,新しいMCMCアルゴリズム(No-U-Turn sampler)を実装したベイズ推定のためのソフトウェアである.StanはRから実行でき,とくに階層モデルや混合モデルといった社会科学で近年注目されるモデルでその真価を発揮する.本セミナーではベイズ統計学の導入からはじめ,MCMCとNo-U-Turn sampler,Stanの設計思想,Stanを用いた線形モデル・混合モデル・階層モデル・項目反応モデルの推定を扱う.

2-1-2 ベイジアンネットワーク入門
本村陽一先生(産業技術総合研究所)・石田和宏先生(株式会社 NTTデータ数理システム)

概要:
BAYONETによるベイジアンネットワーク入門
BAYONETはNTTデータ数理システムが販売しているベイジアンネットワーク構築支援システムです.講習では,ベイジアンネットの定義やその特徴を解説し,実際にBAYONETを操作しながら,ベイジアンネット構築や推論を体験して頂きます.
ソフトウェアは無料の試用版ダウンロードサイトよりダウンロードの上,事前にインストールしてください.ダウンロードサイトはご参加の皆様に別途ご案内させていただきます.操作資料,操作用データは準備いたします.

2-1-3 マルチレベルモデリング入門
杉澤武俊先生(新潟大学)

概要:
行動計量研究では,二段(多段)抽出データや個人内の反復測定データなど,個人が集団にネストされた,あるいは,複数時点の測定値が個人にネストされた階層構造を持つデータを扱うことも多い.階層構造を持つデータに対しては,従来の単純無作為抽出を前提とした推定・検定ではなく,階層構造を考慮した手法の適用が要求される.マルチレベルモデリングはそのようなデータの階層構造をモデルに組み込んだ分析手法である.本コースでは,マルチレベルモデリングをこれから学ぼうという人を念頭に,回帰分析程度の知識を前提として,マルチレベルモデリングの基本的な考え方や実際の分析手順を,フリーソフトウエアのRを使った分析方法などにも触れながら解説を行う.

※内容は,昨年9月に開催された大会時チュートリアルセミナーと同一です.定員オーバーのためご参加いただけなかった方々も是非ご参加ください.

参加費

会員種別 事前支払 当日支払
準会員 2,500円 4,000円
学生非会員 4,000円 5,000円
会員 5,000円 6,000円
一般非会員 9,000円 10,000円
なお,事前支払の受付は3月5日で締め切りました.事前にお申し込みでまだお支払いでない方は,当日料金を会場にてお支払いください.

参加申し込み

参加申し込みはこちら(事前申し込みは終了しました).
当日参加も可能ですので,直接お越しください.

宿泊

事務局では宿泊の斡旋はいたしません.
各自で予約してくださるよう,お願いいたします.
近隣のホテルとして,京王プラザホテル多摩が多摩センター駅徒歩3分のところにあります.
新宿からキャンパスまでおよそ1時間ですので,定宿から通っていただくことも可能かと思います.

昼食

セミナー当日は,春休みにつき学生食堂の営業がありません.学内にコンビニエンスストア(セブンイレブン)があります.また,キャンパスから徒歩圏内にはいくつか食事ができるところがあります.詳しくは当日スタッフにお聴きください.

実行委員会

実行委員長  繁桝算男(帝京大学)
実行委員   大江朋子(帝京大学)
       大森拓哉(多摩大学)
       橋本貴充(大学入試センター)
       森 一将(東京大学)
       横山 暁(帝京大学)
       (五十音順)

お問い合わせ

お問い合わせは bsj-spring at iap.bunken.co.jp まで(atを@に変えてください).
Copyright© Satoru YOKOYAMA All rights reserved.